7.0

正式にリリースされたので mask を外して試してみる。
mlterm + screen + anthy 上での日本語の扱いも大丈夫っぽい。gvim もいい感じだ。
で 7.0 の目玉は何かと言うと...

  • vim script の拡充
    • データ型として, List, Dictionary, Funcref が追加された。
    • string() が使えるようになった。
    • :let コマンドで "+=", "-=", ".=" が使えるようになった。
    • :profile コマンド追加。
    • Python インターフェイスでの vim.eval は Dictionary, List 型が扱える。
    • getscript プラグインで www.vim.org から自動的にアップデートが出来るようになった。
    • vimball プラグインで plugin の配布が出来るようになった。
  • スペルチェック
    • spell オプションでスペルチェックのオン/オフ
    • spelllang オプションで言語特有のスペルチェックの指定
    • spellfile オプションで語録の追加
    • spellsuggest オプションで忠告するようになる(?)
    • '[s' と ']s' で次のスペルミスへジャンプとか他にもいろいろ
  • Omni 補完
    • 所謂 "intellisense" 補完。 で起動する。
    • omnifun オプションでファイルタイプ毎の補完関数の定義を指定する。
    • filetype=c で試せる
  • マルチバイトテキストの印刷
  • タブページ
    • 所謂タブ。help をみないとわからん。
    • minibufexplorer とか plugin で良いんでないの? Debugger との連携だってタブが絶対必要というわけではないだろうに...
  • Undo ブランチ
    • 7.0 では Undo で巻き戻した時点から、新たな Undo リストが枝わかれするようになった
    • 6.x では巻戻した部分は捨てていたんだけど、保持するようにしたってこと。
  • 拡張 Unicode サポート
    • 最大 6文字の結合表示までサポートしたって。
    • でも maxcombine オプションのデフォルトは以前として 2 だよって話。
  • もっとハイライト
    • 対になる括弧のハイライト: 括弧の内側にカーソルが入ると、括弧をハイライトする。これうざい。
    • オフる場合は :NoMatchParen
    • カーソル行とカラムのハイライト: cursorline, cursorcolumn オプション。cursorline 便利。
    • でも遅い。CPUパワー食うし…(terminal上ではね。GUIはわからん)
  • 各国語マニュアル
    • フランス、イタリア、ロシア、ポーランド
    • 日本語はない
  • 内部 grep
    • :vimgrep
    • これちょっと速くないか?かなり使えるかも...
    • 少なくとも Win 版で grep コマンド用意しなくて良いっていうのが good
  • 行末を越えたカーソル移動が可能
    • イラネ
  • POSIX 互換
    • POSIX の vi との互換って事かな?
  • デバッガサポート
    • バルーンヘルプ実装のために balloonexpr オプションが追加された。
    • マウス直下の語に対する情報を表示出来るようになるらしい。
  • リモートファイルの表示
    • netrw プラグインにおいて "scp://" 指定すると、ディレクトリ内容の表示やファイルの削除、名称変更が可能になった。
  • オペレータの定義
    • よくわからん
    • 移動コマンドの後に実行したいオペレータを記憶してマップに使えるって事か?
  • 式へのマップ
  • map で式の評価結果を出力できるようになった
  • Visual, Select モードのマップ
    • それぞれ別々にマップできるようになった
  • ロケーションリスト
    • ウィンドウ毎の quickfix リストをサポートした。