ゼルダの伝説 - 時のオカリナ -

自分は風のタクトも好きなので、再プレイしていると時オカの素晴らしさに何故かムカツク。 何故かな?
風タクのリンクは恵まれているように思う。時オカのリンクは、自分が世界を救う勇者というだけで一人になるのではなく、(出生の秘密を知って)コキリ社会に居られなくなるという所から物語が始まる。風タクのリンクは妹が拐われるが、おばぁちゃんも居るし、海賊社会の一員になるところから物語が始まる。風タクの リンクは帰る場所があるのだ。
これで、のっけから物語の緊張感が違う。コキリの村にある自分の家でイベントも一切起きないしね。対して風タクでは、おばぁちゃんのスープがゲットできるし、物語の最後までこの方向性が崩れる事はない。
サブストーリも必ずネガティブなものが基本になってる時オカ。風タクでそれを感じとれるのは賢者ぐらいか。ただ、賢者もストーリ上唐突にやってくるので感情移入が出来ない。時オカの場合、子供時代で出会うサブキャラが賢者として再登場する。デスマウンテンに入った直後のシークのセリフとダルニア兄貴の賢者覚醒シーンのセリフは最高だ。
ここでも、賢者達(リンクにとって唯一の見方)は異世界の人達であり、現実世界ではリンクは一人なのだ。
これは、ヒーローモノの定番設定だと思う。そう、風タクのリンクはヒーローじゃないのだ。これが、 風タクがイケてない理由の一つだと思う。

続く...(ホントか!?)